【BMW Z4 試乗】ラグジュアリークーペのようにしなやか…萩原秀輝

試乗記 国産車
【BMW Z4 試乗】ラグジュアリークーペのようにしなやか…萩原秀輝
【BMW Z4 試乗】ラグジュアリークーペのようにしなやか…萩原秀輝 全 9 枚 拡大写真

ココまで乗り心地が改善されると、他のメーカーが、パンクして空気圧がゼロになっても走行の継続が可能でスペアタイヤが不要になりスペース効率が向上するランフラットタイヤを、なぜ積極的に導入しないのか、かえって不思議な感じがする。

【画像全9枚】

試乗車となった新型『Z4 sDrive35i』には、オプションの19インチタイヤにくわえて、車高が10mm下がるアダプティブMサスペンションが組み合わされていたのに……だ。タイヤなんか、横から見た厚さが5cmくらいしかない。ランフラットじゃなくても、こんなに超偏平なタイヤを装着したら乗り心地はガチガチになるはずだ。

ところが、Z4のサスペンションは、ラグジュアリークーペのようにしなやかに動く。かつてのランフラットタイヤの課題だった、接地感の硬さも気にならない。試乗の舞台になった南スペインは、舗装が荒れている路面が多かったにもかかわらず、ゴツゴツした突き上げを感じたことは一度もなかった。

しかも、Z4は新たにリトラクタブル・ハードトップを採用している。それを閉じてしまえば優れた遮音性が得られるので、乗り心地だけではなく静粛性、さらにスタイリングまでラグジュアリークーペのよう。もちろん、そんなキャラクターは新型Z4の一面でしかないのだが……。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

萩原秀輝|AJAJ会員
学生時代より自動車誌にてスタッフを経験、卒業と同時にフリーランスのリポーターになる。かたわらツーリングカーレースに参戦し優勝の実績もある。そうした経験を生かし「走り」については深い洞察力を持つ。評価にあたってはアラ探しをするのではなく「乗る人の利益を前提にそれがどう満たされているかを見出す」ことを重視。また、確かな走行理論を基に各種の安全運転教育の講師を務め、これまでの受講者は累計で1万人を越える。

《萩原秀輝》

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