【上海モーターショー09】プジョー デザインコンペ最優秀作品、フルスケールで登場

自動車 ニューモデル モーターショー
【上海モーターショー09】プジョー デザインコンペ最優秀作品、フルスケールで登場
【上海モーターショー09】プジョー デザインコンペ最優秀作品、フルスケールで登場 全 19 枚 拡大写真

プジョーは20日、上海モーターショーで『RDコンセプト』を公開した。第5回プジョーデザインコンペティションの最優秀作品を、1分の1という実物大で表現したモデルである。

第5回プジョーデザインコンペティションは、2008年4月の北京モーターショーでプロジェクト内容を発表。若手デザイナーの育成を目的に、環境に配慮した未来のモビリティ作品を募集した。

作品は5月30日から7月20日にかけて、プジョーのウェブサイトで募集。世界95か国から集まった2500を超える作品の中から、7月末までに専門家によって、30作品が選出された。そして、8月15日から9月15日までの1か月間、ウェブサイトで一般投票を実施。10月のパリモーターショーで最優秀作品が発表された。

最優秀に輝いたRDコンセプトは、27歳のコロンビア人デザイナー、Carlos Arturo Torres Tovar氏の作品。コロンビア国立大学の工業デザイン科で学んだ人物だ。彼はRDコンセプトで、斬新な3ホイールのシングルシーターEVを提案した。3輪スクーターの取り回し性とサルーンの快適性も併せ持つ。

実物大モデルの製作においても、彼のコンセプトは忠実に再現された。全方位の視界を確保するパノラミックビジョン、運転をサポートするボイスメッセージドライビングアシスタンス、必要な情報を的確に表示するヘッドアップディスプレイなどを装備している。

プジョーの3輪コンセプトといえば、2005年9月のフランクフルトモーターショーに出品した『20カップ』(ヴァンカップ)が強烈なインパクトを与えた。しかし、RDコンセプトはその先進性と環境性において、20カップを上回る存在。未来のプジョー車にこのコンセプトが生かされるのか、興味深い。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. レクサス『LBX MORIZO RR』、イエロー映える限定車「Original Edition」価格は730万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る