アストンマーチン One-77…コンクールデレガンスで市販仕様がデビューへ
自動車 ニューモデル
新型車

One-77は3月のジュネーブモーターショーで初公開。6.0リットルV12をベースに英国のトップチューナー、コスワース社と共同開発したエンジンは、排気量を7.3リットルに拡大。最大出力700psオーバーを達成する。
ボディの開発には、カーボンコンボジット技術に関して豊富なノウハウを持つMTC(マルチマチック)社が参画。カーボンファイバー製モノコックにハンドメイドのアルミ製パネルを組み合わせる手法が採用された。その結果、車重は1500kg以下を実現。当然One-77は超1級の性能を誇り、0-96km/h加速3.5秒、最高速322km/hとパフォーマンスは刺激的だ。
ジュネーブモーターショーではOne-77のシャシーナンバー1が展示されたが、実はインテリアやパワートレーンは未完成状態だった。今回のコンクールデレガンスでは、それらが組みつけられた市販仕様が披露される。
アストンマーチンはOne-77のインテリアについて、「厳選したハンドメイド素材を使用し、極めてエキゾジックな空間に仕上げられる」と説明。それはアストンマーチンのポリシー、「パワー、ビューティ&ソウル」にかなうものだ。
アストンマーチンによると、One-77にはすでに限定77台を上回る100件以上の問い合わせが寄せられているという。価格は100万ポンド(約1億3700万円)と言われるだけに、コンクールデレガンスでは歴史的価値のあるクラシックカーと肩を並べる存在になるだろう。
《森脇稔》