【夏休み】高速フェリー『ナッチャンWorld』、期間限定で復活

自動車 社会 行政
【夏休み】高速フェリー『ナッチャンWorld』、期間限定で復活
【夏休み】高速フェリー『ナッチャンWorld』、期間限定で復活 全 3 枚 拡大写真

津軽海峡フェリーは24日、昨年10月末まで青森 - 函館間(青函航路)で運航されていた高速フェリー『ナッチャンWorld』を、繁忙期に当たる夏休み期間を中心に同区間で復活させる方針を明らかにした。すでに国土交通省へ運航の認可を求めているという。

高速フェリー「ナッチャン」シリーズは、2007年9月から1番船の“Rera”が青函航路で運航を開始。2008年5月には2番船“World”も就航させ、在来船の半分にあたる所要2時間で青森−函館間を結んでいたが、2008年春の世界的な燃料高騰が大打撃となり、同年10月末をもって運航を休止。曳き波による漁業被害も問題となり、運航再開が簡単にはできない状態となっていた。

しかし、Reraの船籍港である函館が開港150周年を迎え、記念イベントの開催も予定されていることなどから、津軽海峡フェリーに運航再開を打診。青森側も観光振興の一環から同様に運航再開を要望。これを受け、在来船を運航する津軽海峡フェリーが、ナッチャンシリーズを所有する東日本フェリーからフネと乗務員を借り受け、期間限定で運航することとなった。

運航再開は夏休みの始まる7月18日を予定しており、以後7月31日までが1日1往復の体制。8月1日から23日までが1日2往復に。そして8月23日から9月30日までが1日1往復となる。就航するのは“World”のみで、“Rera”は使用されない。

今回は航行時に発生する曳き波を最小限に抑えることや、今後導入を検討する別種の高速船の運航シミュレーションも兼ね、減速した状態で運航されることが決まっている。所要時間は2時間45分となるが、それでも在来船よりは速い。

運賃は現在申請中だが、エコノミーが4000円、エグゼクティブが7000円。航送料金は6m未満の乗用車が2万1000円、軽乗用車が1万7000円となる見込み。運航休止直前の運賃よりも20-50%安くなっているが、船自体の速度が落ち、船内サービスの一部簡略化も予定されているようなので、妥当なところだろうか。

予約開始は認可後となるので、現状では未定となっている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る