アウディ A4 欧州仕様、エコディーゼル搭載 21.7km/リットル

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ A4 欧州仕様、エコディーゼル搭載 21.7km/リットル
アウディ A4 欧州仕様、エコディーゼル搭載 21.7km/リットル 全 2 枚 拡大写真

アウディは23日、『A4』に「2.0TDIe」を設定した。欧州複合モード燃費21.7km/リットル、CO2排出量119g/kmというクラストップレベルの環境性能が売りだ。

アウディは環境性能に特化したモデルを「eシリーズ」として展開。eはエフィシエンシィを意味し、エンジンの性能向上だけでなく、各種抵抗を徹底して減らすことで、燃費やCO2などの環境性能を改善している。

すでにeシリーズは『A3』『A6』『A8』に用意。A3の「1.9TDIe」は欧州複合モード燃費とCO2排出量が、それぞれ22.2km/リットル、119g/km、A6の「2.0TDIe」は18.9 km/リットル、139g/km、A8の「2.8FSIe」は12 km/リットル、199g/kmと、いずれもクラス最高水準の環境性能を誇る。

eシリーズとしては4番目となるA4の2.0TDIeは、2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」(136ps)を搭載。6速MTとの組み合わせで、0-100km/h加速9.5秒、最高速215km/hの過不足ない性能を発揮する。

この2.0TDIeは、アイドリングストップ機能を専用装備。車両が停止した時、ギアをニュートラルに入れ、クラッチペダルから足を離すとエンジンが自動的にストップ。クラッチを踏み込むと、エンジンが始動する。これにより、燃費は最大0.9km/リットル、CO2排出量は最大5g/km削減した。

徹底して抵抗を減らしているのも特徴。タイヤは低転がり抵抗仕様の205/60R16サイズ。車高は20mm低められ、アンダーフロアのフラット化やラジエーターグリルのフラッシュサーフェイス化が図られた。6速MTのファイナルレシオは5%アップ。専用エンジンマネージメントや制動時にオルタネーターを回してエネルギーを回収する回生ブレーキも採用された。

また、インパネのドライバーインフォメーションシステムには、シフトアップインジケーターと燃費履歴表示が備わる。アウディによると、両者をうまく利用することで、燃費は最大30%高めることが可能だという。

これらの専用チューニングの結果、A4の2.0TDIeは、セダンが欧州複合モード燃費21.7km/リットル、CO2排出量119g/km、アバントが20.4km/リットル、CO2排出量129g/kmというクラストップレベルの環境性能を実現。アウディのMichael Dick技術開発担当取締役は「エフィシエンシィはすべてのアウディ車に標準装備しているが、中でもA4の2.0TDIeはとくに効率性を追求したモデルとなる」と語っている。

A4の2.0TDIeは、欧州で6月上旬から販売開始。価格はセダンが3万800ユーロ(約400万円)から、アバントが3万2800ユーロ(約426万円)からとなる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ホンダ『レブル250』ベースの新型コンプリート車発売!…4月の二輪車記事まとめ
  2. レイズ愛が海を渡る! 欲しいカラーを求めて逆輸入を敢行した強者ユーザー現る~2024 RAYS FAN MEETING~
  3. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  4. ルノー『キャプチャー』新型は都市型SUV市場をリードできるか[詳細画像]
  5. フェラーリから自然吸気V12気筒エンジン搭載の『12Cilindri』登場!…ベルリネッタとスパイダー
  6. シトロエン『C3』新型はキャラクター進化[詳細画像]
  7. タミヤのフラッグシップ拠点、「プラモデルファクトリー」が移転 5月24日にリニューアル
  8. これも未来だ、メルセデスベンツ『アクトロスL』受注開始[詳細画像]
  9. ホンダ『NSR500』:2ストエンジンの秘密に迫る!!
  10. [VW ゴルフ 50周年]デザインを再評価の4代目
ランキングをもっと見る