ジャパンエナジー、ベンゼン用タンクの賃借事業を開始

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ジャパンエナジー、ベンゼン用タンクの賃借事業を開始
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ジャパンエナジーは、28日から知多製油所(愛知県知多市)にあるベンゼン用大型タンク2基のスペースを貯蔵・出荷用として第三者へ賃貸する事業を開始する。

同社は、2004年1月から、既存設備の有効活用と石油化学品事業の拡大を目的に、知多製油所にあるトルエン用大型タンク1基のスペース賃貸事業を行っており、今回これを拡充する。

今回活用するタンクは、1基(2万5500キロリットル)を燃料用タンクから転用し、1基(2万5500キロリットル)を新設した。

これらのタンクは、石油化学基礎原料用としては国内最大の10万t級タンカーが着桟可能なバース(船舶用停泊施設)へ接続されており、大型船舶によるベンゼンの受入・出荷が可能。

日本の石化原料用オフサイト設備は脆弱なため、アジア域外との輸出入量を実質的に制限する要因の一つとなっており、ベンゼンに関しても従来から大型の出荷・貯蔵設備の必要性が指摘されていた。一方、ベンゼンを取り巻く環境は変化が激しく、その需給動向は、製油所やナフサクラッカーの稼働状況、誘導品の需要動向などによって大きく左右され、需給調整が難しい。

こうした中で、同社のタンクを利用することでベンゼンの需給変動リスクを回避・低減することが可能になるとともに、トルエンとの相積みによる大容量の輸出も可能になるとしている。

《レスポンス編集部》

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