日野、今期純利益は240億円の赤字を予想

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日野自動車は26日、2009年3月期決算と今期の業績予想を発表した。今期は「下期からの需要回復に期待」(白井芳夫社長)するものの、日野のトラックおよびトヨタ自動車からの受託車ともに減少が避けられず2期連続の赤字となる。

今期は国内が前期比16%、海外が11%と、ともに2ケタの販売減少を見込み、日野車合計では13%減の8万5000台の計画。受託車も8%減となる。売上高は15.8%の9000億円、営業利益は150億円、純利益は240億円と、いすれも赤字予想。

白井社長は「全社的な原価改善やグループでの固定費10%削減など、収益改善への対策を着実に進めたい」と述べた。

09年3月期は日野車が11%減の9万8000台にとどまる一方、トヨタの受託車が4割も落ち込み、営業利益は194億円の欠損と9期ぶりの赤字になった。繰延税金資産の取り崩し等により、最終損益の赤字は618億円に膨らんだ。

《池原照雄》

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