田中精密工業が27日に発表した2009年3月期の連結決算は、最終損益が21億5200万円の赤字に転落した。
売上高は前年同期比21.1％減の356億9600万円だった。自動車メーカーの減産の影響で、主要製品の受注が軒並み減少し、為替換算も影響した。
損益では、為替差損や売上げ不振、新規立ち上げに伴う減価償却費などのイニシャルコストの増加などで営業損益が16億9400万円の赤字、経常赤字が16億8700万円だった。
今期の業績見通しは売上高が同17.9％減の293億2000万円、営業損益が14億3000万円の赤字、経常利益が17億6000万円の赤字、最終赤字が12億9000万円の見通し。
