24日午前、埼玉県新座市内にあるパチンコ店にトラックが突入。運転していた男が可燃性の液体を店内に撒き散らし、放火する事件が起きた。店は1階部分が全焼。警察は53歳の男を建造物損壊の現行犯で逮捕している。
埼玉県警・新座署によると、事件が起きたのは24日の午前11時ごろ。新座市野火止8丁目にあるパチンコ店で、駐車場内に進入してきたトラックが加速。そのまま店の入口付近に突っ込んだ。
トラックは前後動を繰り返して入口部分を完全に破壊すると、今度は店内まで進入。運転していた男は可燃性の液体を周囲に撒き散らし、火を放って店外に逃走。これを目撃していた店員や客が男を取り押さえ、通報を受けて駆けつけた同署員に引き渡した。男は建造物損壊の現行犯で逮捕されている。
当時、この店には客と従業員を合わせて約140人がいたが、全員が延焼前に駐車場へ脱出。1階部分（約755平方m）が全焼したが、負傷者は出なかった。
逮捕された男は店とトラブルがあったことをほのめかしており、警察では怨恨が動機になった可能性が高いとみて、調べを進めている。
