新日本製鉄が発表した2009年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比1.2%増の4兆7698億円、営業利益が同37.1%減の3429億円と減収減益となった。
経常利益は同40.4%減の3361億円。最終利益が同56.3%減の1550億円だった。
下半期に主要需要分野での生産活動の縮小や在庫調整が一気に進み、製造業向けの高級鋼分野も大幅に需要が減退したため減収。売上げが急激に落ち込んだのに加え、原材料価格の高騰で収益が悪化した。
今期の業績見通しは、上半期は生産・出荷量が過去最低水準となる見込みだが、後半にかけて回復すると見ており、売上高が同26.6%減の3兆5000億円、営業利益、経常利益、最終利益がともに収支トントンを見込んでいる。