【アルファロメオ MiTo 試乗】もう少しパンチが効いていてもいい…岡本幸一郎

試乗記 国産車
【アルファロメオ MiTo 試乗】もう少しパンチが効いていてもいい…岡本幸一郎
【アルファロメオ MiTo 試乗】もう少しパンチが効いていてもいい…岡本幸一郎 全 9 枚 拡大写真

近年プレミアムブランドは、自社のブランドをより強調する方向で自社製品をデザインしてきたが、その急先鋒がアルファロメオだ。

【画像全9枚】

『147』のときも、アルファが手がければ2ボックス車もこうなれると感心したものだが、『MiTo』はもっとコンパクトで、さらに個性的で存在感がある。『8Cコンペティツィオーネ』にインスパイアされたというスタイリングは、近年のアルファ車に似ておらず、フロントマスクは1950年代や60年代のジュリエッタあたりを髣髴とさせる。

ドライブフィールは、コンポーネンツを共用するアバルトの『グランデプント』が「しっとり」とした印象だったのに対し、MiToは「ヒラリヒラリ」というべき感覚。ダンパーにリバウンドスプリングを配した恩恵か、ロールが抑えられ、コーナリング時の内輪の接地感が高く、ツイスティな切り返しや、普通ならアクセルオフする逆バンク気味のコーナーでも、軽快に駆け抜ける。運転していて非常に楽しいクルマである。ただ、エンジンは期待したほど印象に残らなかった。もう少しパンチが効いていてもいいかと思う。

今のところMTしかないし、室内がタイトなので、ファーストカーとしてはちょっときついかもしれない。エコカーの普及もいいが、心ある人がこうしたクルマをセカンドカーで持ちやすいよう、自動車にまつわる税負担の抜本的な軽減を、政策に望みたいものだ。個人的にはこのクルマはぜひ左ハンドルで乗りたい。

■5つ星評価
パッケージング:★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
ビデオマガジン『ベストモータリング』の制作、自動車専門誌の記者を経てフリーランスに転身。新車から中古車、カスタマイズ事情からモータースポーツ、軽自動車から輸入高級車まで、幅広い守備範囲を誇る。「プロのクルマ好き!」を自負し、常にユーザー目線に立った執筆を心がけている。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』次期型、V6ツインターボ搭載で420馬力なるか⁉…今週の土曜ニュースランキング
  2. 『ムーヴ』『タント』をスタイリッシュにローダウン! ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズがリニューアル
  3. 【ジープ アベンジャー4xeハイブリッド 新型試乗】ゆったりとしたBEVに対し“小気味いい”走りに好感…島崎七生人
  4. これが日産『スカイライン』次期型だ! V6ツインターボをハイブリッド化で、最大420馬力
  5. これがレクサス『UX』次期型の顔だ! ハイブリッド継続で2026年内に登場か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. ステランティスと中国リープモーター、戦略的提携を拡大…スペイン工場でEV生産へ
  4. NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化
  5. 「ヤンチャEV」「欲しいぃぃ」ホンダの小型EV『スーパーワン』発売にSNS興奮!約340万円の価格に「安すぎる」の声も
ランキングをもっと見る