中国の民族系自動車メーカーの奇瑞汽車は、CHERY(チェリー)ブランドから3台のハイブリッドコンセプトを初披露した。
ミドルセダンの『A3 ISG』は、1.3リットルのガソリンエンジンとリチウムイオンバッテリー・モーターを組み合わせる。エンジンの出力は62kW、バッテリーの出力は10kW。詳細なシステムについては明らかにされていない。
1.3リットルエンジンを搭載するA3 ISGに対して、『Fulwin 2 BSG』は1.5リットルエンジンを搭載。システム出力は80kW。ボディサイズはガソリンモデルと同一で、全長4269mm・全幅1686mm・全高1492mm、ホイールベースは2527mm、重量は1200kgのコンパクトセダンだ。
SUVスタイルの『Tiggo 3 EV』は、側面に"Hybrid"のデカールが貼られているが、スペック表によるとガソリンエンジンとの組み合わせではなく、通常のEVのようだ。モーター出力は45kWで、前輪を駆動する。全長4285mm・全幅1765mm・全高1705mm。車重は1700kg。
飛行船を模した模型がステージ前を横切り、ハイブリッドカーの展示スペースへ到着。一気に幕が下ろされ3台が華々しく登場した。最後はアテンダントが大集合してフォトセッションが始まるなど、民族系メーカーならではの派手な演出だった。