いすゞ、10年3月期の純利益は200億円の赤字

自動車 ビジネス 企業動向

いすゞ自動車は11日、2009年3月期決算と今期(10年3月期)の業績予想を発表した。今期は国内が16%減の4万9000台、海外が34%減の22万6000台と引き続き大幅な販売減少を見込み、売上高は24.2%減の1兆800億円を予想している。

営業利益段階では販売減による影響が840億円発生、営業利益は180億円の赤字になる。また純利益は200億円の赤字と2期連続の損失を予想。為替は1ドル=95円を前提とした。

前期は、国内外とも販売数量が2割強減少、売上高は26%落ち込んだ。上期の業績が順調だったため、通期では217億円(80.2%減)の営業利益を確保した。しかし、繰延税金資産を200億円余り取り崩したため、純利益は269億円の欠損と6期ぶりの赤字に転落した。期末配当は08年3月期の5円から無配とした。

細井行社長は今期の市場動向について「上期でほぼ底打ちし、下期からは穏やかな回復」と展望、同社の収益も下期の黒字転換を見込んでいる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  3. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  4. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  5. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る