オートバックスセブンは、2009年3月期の連結決算で当期赤字が12億円を予想していたが、34億円と赤字額が前回予想よりも大幅に膨らんだ見通しを発表した。
売上高は2591億円とほぼ前回予想を据え置いた。営業利益は33億円を予想していたが50億円に上方修正した。全社的なコスト削減に注力したのに加え、高速道路料金値下げによるETC特需で3月にETCの販売が急増したため。経常利益も40億円から65億円に上方修正した。
ただ、フランス子会社の減損処理や米国子会社が連邦破産法11章に基づいて倒産したこと、自動車教習所を運営する子会社の土地の減損処理などで特別損失を計上するため、最終赤字が大幅に膨らんだ模様。
