出勤中の警官、検問の警官をひき逃げ

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10日朝、埼玉県久喜市内の県道で、交通違反の取り締まりを行っていた警官が速度超過状態で進行してきたバイクにはねられ、軽傷を負う事故が起きた。バイクは現場から逃走。警察は後に現職の警官である26歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

埼玉県警・監察官室、久喜署、川越署によると、事故が起きたのは10日の午前7時15分ごろ。久喜署員が久喜市樋ノ口付近の県道で交通検問を実施していたところ、約35km/hの速度超過状態で進行してくるバイクを発見。停止を命じた。

バイクは一旦減速したが、直後に急加速。正面で抑止しようとした28歳の巡査長に衝突した。巡査長は転倒した際に足を打撲する軽傷。バイクはそのまま逃走したため、警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

周辺捜索を実施したところ、約1.6km離れた場所でバイクを押す不審な若い男を発見。職務質問したところ、ひき逃げ容疑を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕したが、後の調べで男は川越署・地域課に所属する26歳の巡査長と判明している。

逮捕された巡査長は出勤途中。調べに対しては「速度超過で捕まったら上司に叱責されると思い逃げた」、「抑止した警官に衝突するとは思わなかった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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