10日午前、千葉県富里市内にあるファミリーレストラン駐車場で、場内で遊んでいた3歳の女児が父親の運転するクルマにはねられた。女児は意識不明の重体。近くにいた親類の6歳男児も軽傷を負っている。
千葉県警・成田署によると、事故が起きたのは10日の午前10時55分ごろ。富里市七栄付近にあるファミリーレストランの駐車場で、30歳の男性がクルマを発進させようとしたところ、車両の前方にいた3歳の女児(男性の長女)と、6歳の男児(同おい)をはねた。
女児は転倒した際に頭部を強打。近くの病院に収容されたが、意識不明の重体。男児も打撲などの軽傷を負った。警察は男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。
現場は駐車場内。男性は愛知県から訪れた親族(負傷した男児の親)ら8人と、クルマ2台に分乗して現場となったファミリーレストランを訪れていたが、男性は他の所用のために一時店を離れようとしていた。負傷した2人は駐車場内の路面で石遊びをしていたとみられるが、男性は側方の様子に気を取られたまま漫然と発進。まもなく2人をはねたという。女児の母親(男性の妻)も場内にいたが、クルマの挙動には注意を払っていなかった。
調べに対して男性は「子供の存在に気がつかなかった」などと話しているようだ。