三洋電機、HEV用リチウムイオン電池の工場を新設…月産100万セル

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三洋電機、HEV用リチウムイオン電池の工場を新設…月産100万セル
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三洋電機は18日、ハイブリッド自動車(HEV)用電池システムの開発拠点がある加西事業所(兵庫県加西市)の敷地内に、HEV用リチウムイオン電池の工場を新設すると発表した。投資額は約130億円で、環境対応車用二次電池の需要拡大に対応する。

同社は、地球環境保護への意識の高まりを背景に、今後急速に拡大することが予測される環境対応車用二次電池の開発体制を強化している。既にHEV用ニッケル水素電池を、フォード、ホンダに供給しているほか、フォルクスワーゲングループと、次世代ニッケル水素電池システム、リチウムイオン電池システムの共同開発に取り組んでいる。
 
また、HEV用リチウムイオン電池の生産拠点として、既に徳島工場に量産設備を導入しており、2009年末に稼動を開始する予定。
 
今回、加西事業所に新工場を建設することで、三洋電機は今後大きく拡大するHEV用リチウムイオン電池分野で、複数の自動車メーカーの需要に対応できる供給体制を確保する。新工場の稼動開始は2010年7月の予定で、当初は月産100万セル体制で生産を開始し、需要に応じて生産規模を拡大する。
 
同社は今後も重点分野であるHEV事業へ積極的に投資し、グローバルでの環境対応車用二次電池事業の拡大に取り組む方針だ。

《レスポンス編集部》

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