IHIなど3社、橋梁事業を統合へ

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IHIなど3社、橋梁事業を統合へ
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IHI、栗本鐵工所、松尾橋梁は、各社が持つ橋梁・水門及びその他鋼構造物事業を統合することで基本合意した。

基本合意書に基づき、まずIHIが松尾橋梁の発行する普通株式の全株式を取得することを目的に、公開買付けを実施し、松尾橋梁をIHIの完全子会社化する。

また、栗本鐵工所が保有する栗本橋梁エンジニアリングの株式、栗本鐵工所の対象事業をIHIに譲渡する協議を開始する。公開買付けの成否などにより、事業の買収は変更される可能性がある。

国内の橋梁・水門市場は、公共事業の発注量・金額がともに抑制される傾向が継続しており、今後の市場動向についても先行き不透明な状況にある。このような背景のもと、IHIによる松尾橋梁、栗本鐵工所に対しての呼びかけを機に昨年12月頃、IHIと松尾橋梁の2社間で統合の検討を開始した。その後、今年4月に入ってから栗本鐵工所からの参画表明を受け、3社間で事業統合についての具体的なスキームの検討を開始し、今回基本合意に達した。

橋梁事業はIHI、松尾橋梁、栗本橋梁エンジニアリングの3社間で事業を統合、水門事業はIHI、栗本鐵工所の2社間での事業統合を行う。

統合新会社は「IHIインフラストラクチャー(仮称)」でIHIの100%出資子会社となる。目標売上高は連結ベースで700億円、従業員数は900人。

IHIは、松尾橋梁の発行する普通株式の全株式の取得を目的に、買付価格を松尾橋梁の普通株式1株あたり122円、買付予定株券数を3335万7436株とする。公開買付けの開始と並行して、栗本鐵工所とIHIは、栗本鐵工所が保有する栗本橋梁エンジニアリングの株式と栗本鐵工所の対象事業をIHIに譲渡する協議を開始する。

公開買付けによる完全子会社化、事業の譲渡が成立した場合、IHI、栗本鐵工所、松尾橋梁は、2009年10月1日を目処に、3社の橋梁・水門事業、その他鋼構造物事業を統合、IHIの完全子会社として統合会社の事業を開始する予定。

統合の方法、条件及び時期及び統合後の事業の詳細等については、今後3社間で協議を進め、決定次第開示する予定だ。

《レスポンス編集部》

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