アウディ Q5 に世界最速SUV仕様…0-100km/hを4.4秒

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ Q5 に世界最速SUV仕様…0-100km/hを4.4秒
アウディ Q5 に世界最速SUV仕様…0-100km/hを4.4秒 全 13 枚 拡大写真

アウディは20日、オーストリアで開幕した「Wortherseeツアー」で、『Q5カスタムコンセプト』を初公開した。『S4』用の3.0リットルV6スーパーチャージャーを、性能アップした上で搭載。0-100km/h加速は4.4秒という世界最速SUVだ。

Wortherseeツアーは今年で28回目。欧州のアウディファンに向けたイベントで、欧州全域から新旧のアウディ車が集結する。アウディは市販車やコンセプトカー、クラシックカーなどを展示するが、その中のメインがQ5カスタムコンセプトである。

パワーユニットは、『S4』用の直噴3.0リットルV6スーパーチャージャーの「TFSI」を移植。ノーマル状態で333ps、44.9kgmと十分すぎるスペックだが、アウディは吸排気系を中心にチューニング。その結果、最大出力408ps/7000rpm、最大トルク50.1kgm/3000-5500rpmというSUVとしては異例の強心臓を手に入れた。

駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」、トランスミッションは7速Sトロニックを組み合わせ、0-100km/h加速4.4秒、最高速度250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを実現。S4の0-100km/h加速が5.1秒だから、このQ5がいかに速いかがわかる。

さらに他社のSUVとの比較でも、Q5カスタムコンセプトの速さが際立つ。BMWが4月のニューヨークモーターショーで発表した『X5M』『X6M』(4.4リットルV8ツインターボ、555ps)が、0-100km/h加速4.7秒。ポルシェ『カイエン』の最強グレード、「ターボS」(4.8リットルV8ツインターボ、550ps)が4.8秒だ。Q5カスタムコンセプトは、加速性能において、この2台を凌駕したことになる。

パワーアップに対応して、セラミックブレーキを装備。トレッドは90mm拡幅され、車高は60mmローダウンした。アルミホイールは21インチの大型サイズだ。ボディカラーはデイトナグレーで、ルーフレールやアンダーガードには、レッドがアクセントとして添えられた。アクティブサウンドエグゾーストも装備。室内は「Sライン」のスポーツシートやステンレス製ペダルが目を引く。

Q5カスタムコンセプトは、BMWやポルシェの大排気量V8ではなく、燃費や環境性能で有利な小排気量V6で、世界最速SUVのパフォーマンスを追求したのが特徴。市販への期待がかかるコンセプトカーである。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る