20日早朝、栃木県日光市内の駐車場で乗用車が暴走し、前方の柵を突き破って約10m下の川に転落する事故が起きた。クルマは中破。後部座席にシートベルト未着用で同乗していたとみられる男性が重傷。運転者を含む3人が軽傷を負っている。
栃木県警・日光署によると、事故が起きたのは20日の午前6時40分ごろ。日光市中宮祠付近にある駐車場で、駐車スペースに向けて前進していた乗用車が急加速。前方にあった鉄筋コンクリート製の柵を突き破り、約10m下を流れる川に転落した。
クルマはタイヤから着地したが、落下の衝撃で中破。後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していたとみられる66歳の男性が胸部骨折などの重傷。運転していた74歳の男性を含む3人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は観光地「竜頭の滝」近くにある駐車場。警察では運転していた男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いているが、調べに対しては「停車位置を微調整しようとしていた際にアクセルとブレーキを踏み間違えた」などと供述しているようだ。
