シトロエン DS インサイド…ウェブで自分好みの1台に

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シトロエン DS インサイド…ウェブで自分好みの1台に
シトロエン DS インサイド…ウェブで自分好みの1台に 全 5 枚 拡大写真

シトロエンは20日、コンセプトカー『DSインサイド』の外装を自由にコーディネートできる専用ウェブサイト、「DSインサイドデザインスタジオ」を立ち上げた。2010年の市販に向けて、最終的な仕様を決定するリサーチの意味合いを持っている。

シトロエンは3月のジュネーブモーターショーで、DSインサイドを初公開。小型車ながら、上級サルーンに匹敵する上質感を備えた小さな高級車を提案した。大型車から小型車にダウンサイジングする顧客の受け皿となるモデルを狙う。

DSのネーミングは1955年に登場したシトロエンの名車、『DS』に由来。34年ぶりに復活したDSは、シトロエンの名車に敬意を払いつつ、同社のラインナップ中の高級レンジの意味で、その名前が使用される。市販時には小型車、中型車、大型車の3種類が用意され、車名は『DS3』、『DS4』、『DS5』になるという。

DSインサイドはDSシリーズのボトムライン、DS3を示唆したコンセプトカー。コンパクトボディでありながら、高いクオリティを備えているのが特徴だ。ボディは3ドアのハッチバックで、太いBピラーやワイドなフェンダーが力強い雰囲気を放つ。

専用ウェブサイト、DSインサイドデザインスタジオでは、「ペーパービジョン」と呼ばれる最新3Dテクノロジーを導入。DSインサイドの外観イメージを自由自在に変えられる。

ウェブサイトでは、まず「パリナイト」、「エスニック」の異なる2バージョンを選択。その上で、自分好みのボディ、ルーフ、ホイール、ドアミラー、ヘッドランプ内部の色を組み合わせる。小さな高級車を標榜するだけに、クロームメッキの選択肢も豊富。グリル、バンパー、サイドドア、ドアミラーなどにクロームメッキを施した状態が、画面上で確認できる。

シトロエンは「組み合わせは数100万通りが可能」と説明。さらに、人気投票も行っており、そのランキングも表示している。

DSインサイド(DS3)は、2010年に発売予定。発売前にウェブサイトで、詳細な外板組み合わせが確認できるのは珍しい。おそらくDS3では、小型車としては異例の豊富な内外装パターン組み合わせが可能になるはず。シトロエンはそのリサーチとして、このサイトを立ち上げたものと思われる。

DSインサイドデザインスタジオ URL
http://www.dsinside.citroen.com/

《森脇稔》

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