【新聞ウォッチ】在庫調整「今夏に完了」---日経推計

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年5月26日付

●月例経済報告、景気判断を上方修正、「悪化テンポ、緩やかに」(読売・1面)

●24時間レース完走、トヨタ次期社長「挑戦続け企業に力を」「来年もハンドル」社内は慎重(毎日・8面)

●GM再建低燃費車へシフト、破綻秒読み準備着々(産経・9面)

●シロッコ3代目、VW(産経・9面)

●カストロネベス3度目Vインディ500(産経・16面)

●乗用車8社生産18%減、09年度国内見通し、在庫調整、夏にも完了(日経・3面)

●対オペル、買収提案、条件上げ、フィアットとマグナ、融資早期返済を明記(日経・7面)

●手元資金、最高43兆円、トヨタ7200億円増、金融危機再燃を警戒(日経・9面)

●電気自動車向け電池、GSユアサ、京都に新工場、来秋稼働生産能力3倍、三菱自の増産受け(日経・11面)

●トヨタ、広州第2工場を稼働 生産能力1.8倍に、SUV生産(日経・11面)

ひとくちコメント

国内の乗用車メーカー8社の2009年度の国内生産台数が前年度比14%減の821万4000台になる見通しだという。きょうの日経が独自調査で推計した結果を取り上げている。

それによると、足を引っ張るのが国内生産の58%(8社計、07年度実績)を占める輸出。09年度は欧州は古い車の買い替え促進策で販売が上向いている地域があるものの、主力の米国市場は不振が続き、8社の輸出全体は計404万3000台と25.7%減。

生産の約半分を占める輸出の激減などにより、約30年前の水準まで落ち込むが、興味深いのは「世界同時不況を受けて全社が取り組んできた在庫調整は今夏に完了する」としていること。

09年度中に底入れを探ることになり、「素材や部品などすそ野産業の生産回復につながる可能性がある」と指摘。月例経済報告でも、景気の基調判断を「このところ悪化のテンポが緩やかになっている」とし、最悪期を脱したとの見方を示しているが……。

《福田俊之》

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