川に飛び出した車、40m先の対岸で大破

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22日夕方、岩手県金ヶ崎町内の町道を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。そのまま道路右側のガードレールを突き破り、約8m下の川に転落した。クルマは約20mの幅がある川を横切り、対岸の河川敷で大破。乗車していた家族4人のうち、3人が死傷した。

岩手県警・水沢署によると、事故が起きたのは22日の午後4時50分ごろ。金ヶ崎町永栄付近の町道を走行していた乗用車がカーブを曲がりきれずに対向車線側に逸脱。そのまま道路右側のガードレールを突き破り、約8m下の河川敷に転落した。

クルマは河川敷に落ちた後も暴走を続け、黒沢川(幅約20m、深さ0.6m)を横断。対岸の川岸に衝突し、ようやく停止した。転落地点から停止地点までは約40mの距離があったという。

転落と衝突の衝撃でクルマは大破。運転していた34歳の男性が車外に投げ出され、全身強打で死亡、後部座席に同乗していたとみられる3歳の女児は助手席まで飛ばされ、頚部骨折で死亡、助手席に同乗し車外に投げ出されたとみられる35歳の女性が両足骨折の重傷。乗車位置不明の1歳女児にケガはなかった。

現場は片側1車線で、緩やかな左カーブ。クルマは相当のスピードで走行していたとみられるが、ブレーキ痕は残されていなかった。後の調べで、事故当時は死亡した男性が運転していた可能性が高いことが判明した。

重傷を負った女性は事故のショックで放心状態が続いているが、警察では回復を待ち、事故当時の状況について事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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