旭テック、メタルダイン経営破たんで関連損失を一括処理

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旭テックは、子会社であるメタルダイン社が米国ニューヨーク州南部破産裁判所に対し、米国破産法第11章に基づく更生手続きの申請を行ったのに伴って、3月末時点で関連損失を一括処理すると発表した。

旭テック単体でメタルダイン社への出資金320億円を全額償却(第4四半期)し、連結ではメタルダイン社の純資産を1円とみなした減損損失315億円(第4四半期)を計上する。

キャッシュフローへの影響は無い。連邦破産法11章申請で、メタルダイン社は旭テックの連結対象から外れ、旭テック取締役会は今後メタルダイン社に関連した一切の投資を行わないことを決議、メタルダイン社の再建プロセスの中で旭テックがスポンサーとなるなど財務的な支出を行うことは無いとしている。

旭テックはメタルダイン社の損益および純資産の変動に対する影響を受けなくなり、今後、メタルダイン社に関連して連結当期純利益、単体損益に対する影響は発生しない。また、前期業績修正の結果として、旭テックが連結または単体で債務超過になることは無いとしている。

一方、メタルダインの経営破たんが確定したのを受けて、旭テックは延期していた2009年3月期の決算発表を5月29日に行うことも公表した。

《レスポンス編集部》

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