三菱マテリアルなど、車道用光触媒舗装工法を開発…大気汚染に効果

自動車 ビジネス 企業動向

三菱マテリアルと東京鋪装工業は28日、現場吹き付けによる車道用光触媒舗装工法「光ランデックス工法」を共同開発し、5月から本格的な営業活動を開始したと発表した。

都市部における大気汚染問題を解消する技術の一つとして、光触媒による大気浄化対策が期待されているが、自動車が走行する車道では塗膜への負荷が大きいため、性能の持続性が課題だった。

今回開発した光ランデックス工法は、これらの課題を解消した現場施工による車道用光触媒舗装。車道の密粒度アスファルトコンクリート舗装、半たわみ性舗装、排水性舗装のいずれにも施工可能で、塗膜の付着性能が高く、耐久性に優れている。試験施工による1年後のNOx除去性能は1.94μmolと高く、長期耐久性が高い。
 
路面温度低減効果もあり、従来の遮熱性舗装に比較して同程度であるため、ヒートアイランド対策としても有効に機能する。
 
今後、両社では大気汚染対策とヒートアイランド対策として光ランデックス工法の提案・普及に注力するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る