【新聞ウォッチ】富士SWでのF1日本GP、トヨタが開催見送りも

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【新聞ウォッチ】富士SWでのF1日本GP、トヨタが開催見送りも
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年5月29日付

●インサイト効果ホンダ独り勝ち、4月新車販売(読売・2面)

●「トヨタ株過半数取得」虚偽報告書、金融庁やっと強制削除へ(読売・8面)

●GM破綻米政府容認、破産法申請へ新提案(朝日・11面)

●富士でのF1開催、撤退検討、トヨタ自動車、運営費用が負担、アクセスの悪さも(朝日・38面)

●景気判断関東など改善、5月悪化「急速」→「緩やか」(東京・1面)

●自動車部品旭テック、米子会社が破産法(日経・1面)

●自動車、国内生産減少率が縮小(日経・9面)

●自動車金型オギハラ タイ企業の傘下に(日経・7面)

●ラインの休止来月3-6日間、スズキ(日経・9面)

●ホンダの前期、新興国向け設備投資3割に、北米からシフト(日経・15面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が「富士スピードウェイ」でのF1日本グランプリ(GP)開催からの撤退を検討しているという。きょうの朝日が社会面で報じている。

それによると、撤退の理由は大きく分けて2つ。1つは世界同時不況で経営が急速に悪化し、巨額の運営費用が負担になっているため。もう1つは、交通アクセスが悪く、観客の大量輸送に無理が生じているとのことのようだ。

F1日本GPは長い間ホンダの「鈴鹿サーキット」で開催していたが、モータスポーツ事業を強化するトヨタは2000年に富士スピードウェイを買収。200億円を投じて施設を改修し、07年、08年と2年連続で開催権を獲得したが、今秋以降は鈴鹿と富士で交互開催することになっている。

皮肉にもホンダは昨年暮れに業績悪化からF1レースそのものから完全撤退したが、傘下の鈴鹿サーキットでの日本GP開催は続行することを決めた。ホンダのファンからは「お膝元での開催にホンダチームが走らないのは複雑」との声も上がったが、今度はトヨタがお膝元の富士での開催を見送ることになれば、トヨタのファンも複雑な心境になるだろう。

《福田俊之》

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