マツダは、自動車リサイクル法に基づき使用済み自動車のシュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロン類の3品目について、2008年度の再資源化の実績を公表した。
2008年度はASR引取りが台数で19万台、重量で3万4000tだった。このうち2万6000tを再資源化した。ASRの再資源化率は75.4%で、2015年度法定基準70%を前倒しで達成した。さらに環境中期計画「マツダグリーンプラン2010」に掲げている2008年度目標72%も同時に達成した。これは車両のリサイクル実効率で約96%に相当する。
エアバッグ類は、8万3000台から16万8000個を引取り、回収処理または車上作動により再資源化した。エアバッグ類の再資源化率は94.3%と、法定基準85%を上回り、フロン類についても適正に処理を行ったとしている。
特定3品目の再資源化に要した費用の総額は16億2652万円で、資金管理法人から払渡しを受けた預託金の総額は15億6734万円となり、全体収支は5918万円の赤字となった。