GM 破産…「環境」への適合はラストチャンス

自動車 ビジネス 企業動向
GM 破産…「環境」への適合はラストチャンス
GM 破産…「環境」への適合はラストチャンス 全 4 枚 拡大写真

1931年から80年近く世界のトップに君臨してきた米GM(ゼネラルモーターズ)が1日、連邦破産法11条を申請し、法的整理を経て再生を図ることになった。同法の手続き後は米・カナダ政府が7割を超える筆頭株主となり、「一時国有化」で再起を期すことになる。

数か月後と見られる法的整理後のGMは、ブランドを主力の「シボレー」や「キャデラック」など4つに絞り、「新GM」として出発する。「ハマー」など売却予定のブランドが仮に売れなくても整理することになり、新GMの世界販売は2008年の830万台から500万台規模に縮小される見通しだ。

それでも、環境技術を中心とした魅力ある次世代車の投入がなければ再生はおぼつかず、市場からの全面撤退という最悪の事態も予想される。GMの凋落は、1970年代の2度の石油ショックを契機とした小型車シフトへの失敗が始まりだった。

恐竜やマンモスが絶滅したのは環境変化に適合できなかったためだが、新生GMもまさにクルマづくりでの「環境」への適合が問われることになる。しかも、これがラストチャンスとなる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る