米国新車販売、33.7%減とほぼ横ばい…5月実績

自動車 ビジネス 企業動向
米国新車販売、33.7%減とほぼ横ばい…5月実績
米国新車販売、33.7%減とほぼ横ばい…5月実績 全 9 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は2日、5月の米国新車販売の結果を公表した。それによると、総販売台数は92万5824台で、前年同月比は33.7%減と4月の34.4%減からほぼ横ばい。19か月連続の前年実績割れが続いている。

【画像全9枚】

米国ビッグ3では、GMとフォードが前年同月比の落ち込み幅を、4月の3割台から5月は2割台へ回復させた。首位のGM(サーブを除く)は19万0098台で、前年同月比は28.7%減。フォードは2か月連続でトヨタを上回り、2位の座をキープ。ボルボを除いた販売台数は15万5620台で、前年同月比は24.2%減という結果だ。

しかし、破産法の適用を申請したクライスラーは、ホンダに抜かれて2か月連続の5位。その販売台数は7万9010台で、前年同月比は46.9%減と、ほぼ半減という厳しい状況である。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが前年同月比40.7%減の15万2583台と、4月の41.9%減並みの大幅な落ち込み。主力セダンの『カムリ』が36.6%減の3万1325台、『カローラ』が53.7%減の2万3576台と減少した。5月下旬にモデルチェンジした『プリウス』は、新型の販売台数がそれほど反映されていない様子で、30.2%減の1万0091台にとどまった。

クライスラーを抜いて2か月連続4位のホンダは、9万8344台。しかし、前年同月比は4月の25.3%減から5月は41.5%減へ、大きく後退した。4月はやや持ち直した主力の『アコード』が46.3%減の2万2597台、『シビック』が59.6%減の2万0723台と、ともに大幅な減少。一方、4月に米国デビューを飾った新型『インサイト』は、2780台を販売。4月の2096台と比べて意外に伸びておらず、需要に供給が追いついていないもようだ。

6位の日産は6万7489台で、前年同月比は33.1%減と4月の37.8%減から少し回復。そんな中、新型『マキシマ』が86%増の6082台と売れているのが目を引く。これは6月1日まで実施していた特別リースプログラムの効果だ。また、4月にマイナスに転じた小型SUVの『ローグ』は、5月は11%増の8287台と盛り返した。米国初登場の『キューブ』も、1745台を販売している。

ビッグ6に続く7位の定位置をキープした感のあるヒュンダイは、前年同月比20.4%減の3万6937台と4か月連続のマイナス。失業したら車両を返却すれば残債が免除される新ローン、「アシュランスプログラム」の効果も、そろそろ息切れといったところだ。

キアを抜いて8位に浮上したフォルクスワーゲン(アウディなどを含む)は、前年同月比12.6%減の2万7251台。9位のキアは前年同月比16.1%減の2万6060台。乗用車系は28.2%減と不調だったが、ライトトラック系は新型SUV『ボレゴ』の効果で、14.6%増の1万0073台と好調だ。

10位のBMW(MINIなどを含む)は、27.6%減の2万3019台。4月の13位から11位へ順位を上げたスバルは、前年同月比5%減の1万7505台。これは新型『レガシィ』が前年同月比53%増の3022台を販売し、乗用車系が1.4%減の1万0663台と持ち直したのが大きい。

12位のマツダは40.1%減の1万6718台。13位のダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は33.4%減の1万6310台。スマートは56.6%減の1169台と、大幅な落ち込みだ。

クライスラーに続いてGMも破産法を申請し、米国ビッグ3の2社が経営破たんするという異常事態。この2社は、米国内のディーラー網の大幅リストラを進めており、米国新車市場がさらに冷え込む可能性もある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェ911最終型「993」専門リマスター、Gunther Werksが日本上陸…オートダイレクトが独占販売
  2. これが日産『スカイライン』次期型だ! V6ツインターボをハイブリッド化で、最大420馬力
  3. これがレクサス『UX』次期型の顔だ! ハイブリッド継続で2026年内に登場か
  4. 体感温度を約16度下げて熱中症対策、ペルチェ冷却×送風ファン搭載「氷脈ファン」発売
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり復活、2026年秋初公開へ「シリーズ展開」も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. ボルボ・トラック、新パワートレイン発表…EVは航続700km実現
  4. 「ヤンチャEV」「欲しいぃぃ」ホンダの小型EV『スーパーワン』発売にSNS興奮!約340万円の価格に「安すぎる」の声も
  5. アウディA5シリーズにPHEVモデル追加、EV走行最長110kmを実現…1151万円から
ランキングをもっと見る