メルセデスベンツ Cクラス…最新直噴エンジン搭載

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ Cクラス…最新直噴エンジン搭載
メルセデスベンツ Cクラス…最新直噴エンジン搭載 全 10 枚 拡大写真

ダイムラーは4日、欧州仕様のメルセデスベンツ『Cクラス』に3種類の新直噴エンジンを採用した。いずれも動力性能と環境性能を高次元でバランスさせたユニットだ。

3種類の直噴エンジンは、新型『Eクラスセダン』や新型『Eクラスクーペ』に先行搭載されたもの。ガソリンは1機種で、「C250CGIブルーエフィシエンシィ」用の1.8リットル直4ターボである。

このエンジンは現行Cクラスの「C200コンプレッサー」用ユニットの後継機種で、過給器をスーパーチャージャーからターボに変更。さらに直噴化も施した。スペックは最大出力204ps、最大トルク31.6kgm、欧州複合モード燃費13.9km/リットル、CO2排出量168g/km。従来よりも最大出力は20ps引き上げながら、燃費は約12%改善。排出ガス性能はユーロ5に適合する。

ディーゼルは2機種で、2.2リットル直4ツインターボのチューニングを変えて、2グレードに搭載する。いずれも、大小2つのターボを低速域と高速域で使い分け、高い出力特性を発揮。ピエゾインジェクターを組み込んだ最新のコモンレールシステムやEGRがクリーンな排出ガスを実現する。

「C220CDIブルーエフィシエンシィ」は、最大出力170ps、最大トルク40.8kgm、欧州複合モード燃費20.8km/リットル、CO2排出量127g/km。「C250CDIブルーエフィシエンシィ」が、最大出力204ps、最大トルク51kgm、欧州複合モード燃費19.6km/リットル、CO2排出量134g/kmだ。

C250CDIブルーエフィシエンシィの場合、旧4気筒ディーゼル比で、最大出力は約36%、最大トルクは約47%も向上。それでいて、燃費は約17%改善している。

3つの新エンジンを積むCクラスは、欧州各国で順次発売。グレード名に「ブルーエフィシエンシィ」が付くことが示すように、低転がり抵抗タイヤやアイドリングストップ機構などを標準装備する。ダイムラーは「史上、最も環境性能の高いCクラス」と自信を見せている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る