三菱『i-MiEV』の商品化に初期段階から取り組んできた相川哲郎常務は5日、電気自動車(EV)の性能の多様化を図る段階で、i-MiEVより電池容量の小さいタイプも検討していく考えを示した。
i-MiEVの航続距離は10・15モード審査で160km。エアコンの使用や急加速などにより、実走行レベルは100km前後と見られる。
短距離のコミューター的な利用には十分だが、逆に航続距離の短いタイプも検討していくという。
i-MiEVが高価なのは、まだ高コストの電池(リチウムイオンバッテリー)を大量に搭載するからで、航続距離の短縮でコスト低減も可能となる。
相川常務は「今後、実際の使われ方やお客様の要望を集約しながら検討したい」と述べた。