横浜ゴム、シーリング材用容器で蓋の素材変更

エコカー 燃費
横浜ゴム、シーリング材用容器で蓋の素材変更
横浜ゴム、シーリング材用容器で蓋の素材変更 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは、マテリアルリサイクルで廃棄物を減らす2成分形シーリング材用容器「e-can」の蓋を、ポリプロピレン製のプラスチックから開けやすいアルミラミネートフィルムに変更する。

e-canは横浜ゴムが2005年から沖縄を除く全国で無償回収を行っている容器で、回収後に再生ペレット化、合成木材などさまざまな商品にリサイクルされている。

4月から主力商品のひとつであるポリウレタン系シーリング材「UH-01NB」の蓋を変更し、ほかの2成分形シーリング材についても順次切り替えていく予定。

e-canはマテリアルリサイクルができるポリプロピレン製の容器で、金属製の取っ手は取り外して繰り返し使うことができる。従来は蓋もポリプロピレン製だったが、開けにくいというユーザーの声があり今回、簡単にはがせるアルミラミネートフィルムに変更した。従来の蓋より密封性に優れるメリットもあり、外気と遮断できるため湿気などの影響を受けにくくなり、貯蔵安定性も高まる。開封後のフィルムは廃プラスチック類として処理できる。

シーリング材はビルの外壁を覆うコンクリート、金属パネルなどの継ぎ目をふさぐ目地材。容器には頑丈なブリキ缶が多く使われるが、使用後に混合廃棄物として処理され産業廃棄物増加の要因になることから、改善が求められていた。

横浜ゴムは産業廃棄物の削減のため、ブリキ缶からe-canへの切り替えを進めており、現在2成分形シーリング材の3割がe-canで出荷され、うち6割が回収されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る