アルテック、自動車用燃料タンク製造設備販売に参入

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アルテック、自動車用燃料タンク製造設備販売に参入
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アルテックは、ドイツのプラスチックブロー成形機メーカー大手のカウテックス社と日本国内販売総代理店契約を締結し、最新の技術を盛り込んだ自動車用4種6層プラスチック製燃料タンク(PFT)製造設備2台を国内自動車メーカーから受注した。

カウテックスは、1969年に初の自動車用PFT製造設備を開発し、1972年から量産を開始、1984年に現在主流となっている4種6層タンク製造システムを開発した。多層ブロー成形機をはじめ、サクションブロー機、3次元ブロー機など最新鋭の技術を駆使した設備を取り扱っている。

4種6層PFTは、従来の金属製燃料タンクに比べ、軽量なのが最大の特徴で、自動車の燃費向上のための軽量化対応という点で、世界的に需要が伸びている。デザインの柔軟性、防錆性、衝撃強度の高さなどもPFTのメリット。

カウテックスは、長年の経験と実績から蓄積された技術ノウハウの詰まった押出機と多層押出金型、カウテックス社特許の肉厚分配制御機能などにより、正確な肉厚分布制御を行ったパリソンの安定した押出を可能としている。押出されたパリソンをロボットで型締ユニットに搬送し、ブロー成形を行うというロボット搬送システムを採用することで、設備もコンパクト化した。

自動車用4種6層PFT設備の価格は仕様、能力により異なるものの、1台当り約5億-7億円。

大手自動車メーカーへの販売も決めており、今後、自動車PFT用多層ブロー成形設備だけでなく、2輪PFT用設備、自動車ダクト用多層3次元及びシーケンシャルブロー成形設備などの販売拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

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