アップル iPhone 3G S を発表…コンパス内蔵、Maps対応

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アップル iPhone 3G S を発表…コンパス内蔵、Maps対応
アップル iPhone 3G S を発表…コンパス内蔵、Maps対応 全 6 枚 拡大写真

アップルは8日、新型『iPhone』 (アイフォーン)の「iPhone 3G S」を発表した。「これまでで最も速く、パワフルなiPhoneとなる」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べる。

iPhone 3G Sは平均してiPhone 3Gの最大2倍というスピードと性能で、ウェブページの表示やアプリケーションの立ち上げをこれまで以上に速く行なう。オペレーティングシステムは「iPhone OS 3.0」が搭載された。

バッテリー寿命もより長くなったほか、高品質な300万画素のオートフォーカスカメラやビデオ録画機能、ハンズフリーボイスコントロールも搭載される。iPhone 3G Sの容量はこれまでの2倍となり、16GBモデルと新たに32GBのモデルが用意される。

iPhone 3G Sには、カット、コピー、ペースト、MMS、Spotlight検索、横長キーボードなど、100以上の新機能を特長とする、モバイルオペレーティングシステムであるiPhone OS 3.0が搭載された。ユーザーはAppStoreで提供されている5万以上のアプリケーションにアクセスできる。なおApp Storeからはすでに10億件以上のアプリケーションがダウンロードされているという。

オートフォーカスカメラはピント、露出、色そしてコントラストを調節する。新しい「タップ・トゥ・フォーカス」機能を使うと、ディスプレイに触れるだけで対象物を選ぶことができ、後はカメラが自動的にピントと露出を再調節する。

ボイスコントロール機能を使うと、iPhoneと『iPod』の操作をハンズフリーで行なうことができる。マイクに名前または番号を喋るだけで電話をかけることができる。またアーティスト名、アルバム名またはプレイリスト名での音楽再生もできる。音楽を一時停止させたり、次の曲を再生させたり、シャッフル機能をオンにさせたり、今かかっている曲は何かを質問することもできる。

iPhone 3G Sにはインスタントナビゲーションのためのデジタルコンパスが内蔵された。Mapsとも統合されているため、どこの地図でも自動的にユーザの進行方向に合わせて向きを変える。

iPhone 3G Sは、ディスプレイ上に何が表示されているか声で知らせる「VoiceOver」を含むアクセシビリティを新たに提供する。新しい「ユニバーサルズーム」はスクリーン全体を拡大し、「White on Black」はスクリーン上の色を反転させて、視力の弱い方のためにより高いコントラストを提供する。また、左右のオーディオチャンネルを一つにまとめる「Mono Audio」によって、片耳の聴力を失った人でも、もう片方の耳で左右両方の音を聴ける。

iPhone 3.0ソフトウェアには、新しく「Find My iPhone」機能が含まれた。これはMobileMeと一緒に使うことで、置き忘れたiPhoneを地図上で見つけたり、本体のスクリーンに現れるメッセージを送信したり、iPhoneをマナーモードに設定しているときでも音で場所を知らせたりすることができる機能だ。iPhoneを見つけられないときは、新採用の「Remote Wipe」機能を使って、すべてのデータとコンテンツを消せる。

iPhone 3G Sは米国、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、スイスで6月19日に販売が開始される。日本では6月26日に販売が開始され、今後数週間のうちに世界80か国以上で発売予定。価格については販売開始時に改めて発表される。

《高木啓》

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