【VW シロッコ 日本発表】もう数か月時間をください…って、待てる?

自動車 ニューモデル 新型車
【VW シロッコ 日本発表】もう数か月時間をください…って、待てる?
【VW シロッコ 日本発表】もう数か月時間をください…って、待てる? 全 7 枚 拡大写真
5月25日に発表された新型VW『シロッコ』は、直噴ターボ(&ツインチャージャー)エンジンに「DSG」を組み合わせるなどで燃費性能に優れたモデルだ。「シロッコTSI」で15.8km/リットル、「シロッコ2.0TSI」で13.2km/リットルという10・15モード燃費を誇る。  
 
いっぽうで、排ガス性能においては星(=低排出ガス)の認定を受けていない。そのこと自体の優劣をここで語るつもりはないが、実はユーザーにとっては購入のネックとなる可能性がある。  

なぜなら、自動車取得税や自動車重量税が軽減されるエコ減税(環境対応車普及促進税制)の対象となる「低公害車」の対象とならないのだ。対象となるには燃費が優れるだけでなく排出ガス性能において4つ星(平成17年度基準に比べ75%以上低減)が求められるのである。  

「もう数か月時間をください!」。発表会において報道陣にそう発言したのは、フォルクスワーゲングループジャパン社長のゲラシモス・ドリザス氏。つまりこれは実質的に、フォルクスワーゲン グループ ジャパンが排出ガス性能において☆☆☆☆をとる準備を進めている、と考えていいだろう。  

フォルクスワーゲングループジャパン広報部によると「認可の問題なので、いつになるのかはわからない」というが、シロッコを狙っている人にとっては覚えておいて損はないニュースだろう。  

ただし、こんな魅力的なモデルを「減税のため」だけに購入を先延ばしにしてしまうのは実に苦痛なことだと思われるが。

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  4. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  5. BMW「ノイエクラッセ」最初のモデル、『iX3』新型は10月末から量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る