いすゞ自動車は11日、路線バス等のハンドルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは1989年9月26日-2007年8月24日に製作された1万1841台。
対象車種は、いすゞブランドの『エルガ』『エルガミオ』『ガーラミオ』などの6車種、日野ブランドの『ブルーリボンII』など2車種、計8車種。
タイヤの切角が不適切なため、スタッドレスタイヤを装着してハンドルを最大限まで切った状態で段差を通過した場合、もしくは車高が高い状態で走行した場合、タイヤがドラッグリンクと接触し、接触部分に錆が発生してリンクが破損、操舵できなくなるおそれがある。
全車両コーションラベルを運転席近傍に貼付する。接触するおそれのあるタイヤおよびディスクホイールを装着している車両は、切角ストッパを調整する。ドラッグリンクに接触痕がある場合は、新品と交換する。
不具合発生件数は13件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。