6日夕方、神奈川県川崎市高津区内の市道を走行していた親子の乗る自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突した。自転車は転倒して、乗っていた2人が軽傷。クルマは追突後も約20m暴走した。警察は53歳の男を飲酒運転の現行犯で逮捕している。
神奈川県警・高津署によると、事故が起きたのは6日の午後4時ごろ。川崎市高津区野川付近の市道で、道路右側の路肩を走行していた親子2人が乗った自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突した。
自転車は押し出されるようにして転倒。33歳の女性と5歳の女児が路上に投げ出され、打撲などの軽傷。クルマは自転車への追突後も止まらずに暴走。約20m先にある丁字路交差点を突き当りまで直進。ガードレールを破壊し、歩道に乗り上げた状態でようやく停止している。
クルマを運転していた53歳の男からは、呼気1リットルあたり0.6ミリグラムのアルコール分を検出。道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。自動車運転過失傷害容疑でも調べを進めている。後の調べで、この男は高津消防署の消防司令と判明した。当日は非番だったという。
現場は見通しの良い直線区間。男は飲酒した後に運転したことを大筋で認めているようだ。