期待族解散を促そうした警察車両が暴走、2人負傷

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7日未明、佐賀県佐賀市内の県道で、暴走族の取り締まりを行っていた佐賀県警・佐賀署の捜査車両(ワゴン車)が低速で暴走し、暴走族を見物に訪れていた群集の中に突っ込む事故が起きた。この事故で2人が軽傷を負っている。

同署によると、事故が起きたのは7日の午前2時10分ごろ。佐賀市駅前中央1丁目付近の県道で、暴走族の取り締まり活動を行っていた同署員が、暴走を見物に訪れた“期待族”の群集に対し、捜査車両のスピーカーを使って解散を命じようとして運転席に入ったところ、誤ってアクセルを踏み込んだ。

クルマは約1m暴走。歩道に腰掛けていた22歳の男性に接触。この男性が驚いて立ち上がった際、隣にいた別の22歳男性を突き飛ばす状態となり、この男性も転倒。2人とも打撲などの軽傷を負った。同署では運転席に乗り込んだ49歳の巡査部長から業務上過失傷害や自動車運転過失傷害などの容疑で事情を聞いている。

現場はJR佐賀駅前。事故当時は100人程度の期待族が集結。交通に支障をきたす状態となっていた。クルマはAT車。サイドブレーキは引かれた状態だったが、シフトはパーキング位置ではなく、ドライブ位置に入った状態になっていた。

《石田真一》

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