摘発を恐れ逃走のバイク、自転車と正面衝突

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8日夜、東京都大田区内の区道で、2人乗りの原付バイクと自転車が正面衝突する事故が起きた。自転車に乗っていた69歳の女性が収容先の病院で死亡。警察では2人乗りで摘発されることを恐れた少年が慌てて逃走する際に事故が起きたものとみている。

警視庁・大森署によると、事故が起きたのは8日の午後8時20分ごろ。大田区大森西付近の区道で、左折進入してきた2人乗り原付バイクと、区道を直進してきた自転車が正面衝突した。

自転車は弾き飛ばされるようにして転倒。乗っていた69歳の女性は路上に投げ出された際に頭部を強打。近くの病院に収容されたが、約7時間30分後に死亡した。警察ではバイクを運転していた16歳の少年から自動車運転過失致死容疑で事情を聞いている。

現場は線路沿いを通る幅員約2mの直線区間。バイクを運転していた少年は踏切待ちをしていたが、対向側にパトカーが停車していることを発見。2人乗りでの取り締まりを恐れ、4輪車の進入が禁止されている道路へ加速進入したという。事故は進入直後に発生しており、警察では逃げることに必死だった少年が進入先の安全を確認せず、漫然とバイクを加速させたことが事故につながったとみている。

《石田真一》

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