フォード マスタング のドラッグレース仕様、2010年発売
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同車は、初代マスタングの伝説的ホットマシン、1968年式コブラジェットを復活させたモデル。フォードのモータースポーツを統括するフォードレーシングが開発を担当する。
現行の6代目マスタングに、コブラジェットが設定されるのは、今回が2度目だ。2008年11月のSEMAショーで、最初のコブラジェットが発表され、この時は、わずか2週間で限定50台が完売。そして2009年2月、コブラジェットはNHRAデビュー戦で、見事勝利を飾っている。
そこでフォードレーシングは、マイナーチェンジを受けた2010年型マスタングをベースに、50台のコブラジェットを再生産することを決定。そのうち10台は5.4リットルV8スーパーチャージャー(425ps)を搭載し、30台がこのV8をアルミブロック化した475ps仕様となる。
また残り10台は、この475psエンジンにロールケージや軽量ブレーキを組み合わせたスパルタン仕様になるという。もちろん、駆動系や足回りにも、ドラッグレース参戦を想定した仕上げが施される。
コブラジェットの生産は今年末にスタートし、2010年初頭に発売される。価格は7万5000ドル(約740万円)からを予定。限定50台のオーナーは、すぐに決まることだろう。
《森脇稔》