出光興産は、アクリル酸、アクリル酸エステルの価格を7月1日納入分から1kg当たり30円値上げすると発表した。
アクリル酸およびアクリル酸エステルの主要原料であるナフサ価格は、原油価格の急激な上昇に加え、エチレンセンター各社の稼動率が回復基調にあることを受け、第1四半期(2009年1月 - 3月)を底に上昇を続けている。
国産ナフサ価格は第1四半期に1kgリットル当たり2万7000円だったが、第2四半期には3万3000円となる見込み。第3四半期には、足元のナフサ価格上昇を受け、4万円を超えるレベルまで上昇すると見られる。
これらの原料コストアップは、同社の自助努力により吸収できる限界を超えており、今回、価格改定に踏み切らざるを得ない状況と判断したとしている。
また、足元の原油、ナフサ価格は大きく変動しており、今後更に上昇した場合は、価格改定幅を見直す。
出光、アクリル酸・アクリル酸エステルを値上げ 1kg当たり30円
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《レスポンス編集部》