フィアットとマイクロソフトがコラボ…ブラーボ MSNエディション誕生

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フィアットとマイクロソフトがコラボ…ブラーボ MSNエディション誕生
フィアットとマイクロソフトがコラボ…ブラーボ MSNエディション誕生 全 3 枚 拡大写真

フィアットは17日、欧州仕様の『ブラーボ』に「MSNエディション」を設定すると発表した。マイクロソフト社とのコラボレーションで生まれた限定車だ。

フィアットとマイクロソフトは、2006年3月のジュネーブモーターショーで、新しいカーテレマティクスシステム、「Blue&Me」(ブルー&ミー)を発表。携帯電話の通話やメディアプレーヤーの操作がハンズフリーで行えるもので、現在ではフィアットやアルファロメオ、ランチア各車にオプション設定されている。

最新のMSNエディションは、Blue&Meを標準装備。さらに、ソニーエリクソン製の「K770i」サイバーショット携帯電話と連携。ソニーエリクソンがブラーボのために限定生産した「ブラーボMSNリミテッドエディション」が装備された。この携帯電話は、ボタン操作ひとつでマイクロソフトが提供する「ウインドウズライフメッセンジャー」にアクセスできるなど、機能性を引き上げている。

マニエッティマレリ社と共同開発したオンボード簡易ナビゲーションシステムも用意。SDカードや各種メディアプレーヤーに対応し、Blue&Meとの統合制御も可能にする。

MSNエディションの外観は、「msn」のデカールが識別点。専用ボディカラーとして、フェラーリの「マラネロレッド」、マセラティの「マセラティブルー」を設定した。エンジンはユーロ5に適合するクリーンな1.6リットル直4ディーゼル、「マルチジェット」(120ps)が搭載される。

フィアットは26日の欧州発売に先駆けて、MSNエディションのPRツアーを実施。著名人がブラーボに乗り、欧州各国を回る。その際には、Blue&MeのUSB端子に接続した専用フラッシュメモリーによって燃費を計測する「エコドライブ」を活用。燃費競争の優勝者には賞金が贈られ、賞金は参加した著名人を通じて、イタリア中部地震の被災者に寄付されることになっている。

ブラーボにMSNエディションが設定されるのは、今回が2度目。前回は欧州全域で1万台以上を販売するヒットとなった。今回も流行に敏感な顧客から支持を集めそうだ。

《森脇稔》

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