スマートの電気自動車、英国で実証実験へ

自動車 ニューモデル 新型車
スマートの電気自動車、英国で実証実験へ
スマートの電気自動車、英国で実証実験へ 全 7 枚 拡大写真

ダイムラーは22日、スマート『フォーツー』ベースの電気自動車、『フォーツーed』を使用して、2010年初頭から英国で実証実験を行うと正式発表した。

ダイムラーは2008年9月、スマートブランドの誕生10周年記念式典を実施し、現行フォーツーのEV仕様を初公開した。ダイムラーは2006年、初代フォーツーをベースにしたEVを100台試作。英国ロンドンで実用化に向けた実証実験を行ってきた。2代目フォーツーがベースのEVは、バッテリーをニッケル水素からリチウムイオンに変更し、さらに実用性を高めている。

今回の発表は、初代フォーツーでの英国実証実験の成果を受けての決定。また、英国政府が2011年からEVやプラグインハイブリッド車の購入者に対する2000 - 5000ポンド(約30 - 74万円)の補助金制度を導入すると宣言していることとも関係がある。

また、英国政府は、EVの充電ステーション整備に2000万ポンド(約30億円)の予算を計上。新プロジェクトとして200名以上のモニターを募り、EVの実証実験を開始することも発表している。この実験にダイムラーはフォーツーedで参加する。

実験の中心都市となるロンドンのボリス・ジョンソン市長は、「ロンドンはクリーンなEVの普及に力を入れている。今回の実証実験は重要な第1歩」とコメントしている。

この実験にはMINIの電気自動車、『MINI E』やトヨタ『プリウス』のプラグインハイブリッド仕様も参加。同様の実証実験はローマ、ミラノ、パリでも行われる予定で、欧州ではEV普及に向けた動きがいっそう加速しそうな気配だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る