三菱重工とGEエナジー、次世代蒸気タービンを共同開発へ

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三菱重工業とGEエナジーは23日、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けの次世代蒸気タービンの共同開発で最終合意し、契約書に調印したと発表した。
 
具体的には、両社が保有する技術・ノウハウを結集して、最新鋭の高性能次世代機を開発・設計を行う。製作・販売は、他のGTCC発電製品と同様、それぞれ個別に手掛ける。
 
今回の正式契約は、次世代蒸気タービンの共同開発を検討する今年1月の覚書(MOU)交換を受け合意に至ったもの。
 
共同開発する新たな蒸気タービンは、全世界の50Hz地域で、三菱重工のG形およびGEのFB型ガスタービンを用いた発電出力85万 - 100万kWのGTCC発電設備に適用されることになる。
 
今回の最終合意は、三菱重工とGEが、GTCC発電設備の性能アップを求める全世界の顧客ニーズに応えていくため、両社が協力関係を持つことが重要であるとの考えで一致し実現した。
 
両社は、それぞれの経験と技術を持ち寄ることで、単独で開発するよりも、高性能の次世代蒸気タービンをGTCC発電市場に、よりスピーディーに提供することができると判断した。
 
蒸気タービンは世界の発電量の80%を何らかの形で担っている発電産業界の基幹技術で、世界的なエネルギー需要の伸びと地球温暖化への関心の高まりを背景に、特に最近は、GTCC発電設備向け蒸気タービンの需要が高まっている。両社はこうした状況をにらんで、GTCC発電設備の中核機器である蒸気タービンの革新的な高度化に共同で取り組んでいく。

《レスポンス編集部》

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