09年第1四半期の携帯電話市場、過去5年で最大の下落率 IDC

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09年第1四半期の携帯電話市場、過去5年で最大の下落率 IDC
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IDCジャパンは、国内携帯電話市場の2009年第1四半期(1-3月期)の実績と今後の見通しを発表した。

それによると第1四半期の国内出荷台数は、対前年同期比40.1%減の830万台となり、成長率は、過去5年間で最低記録を更新した。これにより、国内携帯電話市場は、6四半期連続のマイナス成長となった。

今回、市場が急速に縮小したのはテクノロジー面で市場を牽引するようなインパクトのある上位端末が不足していることや通信事業者側の在庫問題によるマイナス影響、景気低迷により端末販売台数の落ち込みに歯止めがかからないことなどが理由と見られる。

1 - 3月期の端末ベンダー別出荷台数シェアでは、上位2社は前四半期と同様で、シェア1位がシャープだった。これによりシャープは12四半期連続でトップ、獲得シェアは21.3%だった。

シェア2位は、安定した市場占有率を維持しているパナソニック・モバイル社でシェアは19.8%と首位シャープとは僅差だった。

3位は、堅調な販売を維持している「らくらくホン」と、ドコモ向けFOMA上位機種で善戦している富士通が、前四半期よりも一つ順位を上げた。また、デジカメ携帯、ワンセグ携帯の双方で安定した販売実績を記録したカシオ日立社はトップ5入りを果たした。

2009年の見通しでは、第2四半期にマイナス傾向に若干の歯止めがかかる可能性があるものの、基本的には厳しい出荷状況が続く見通し。成長率ベースでの回復は第3四半期以降になる可能性が高いとしている。

《レスポンス編集部》

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