iPhone 3GSを使ってみた

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iPhone 3GSを使ってみた
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日本国内より1週間早い6月19日、アメリカで『iPhone 3GS』が発売された。早速入手、一番新しいiPhoneを使ってみた。

今回、僕がiPhone 3GSを購入したのはアメリカで唯一のiPhoneキャリアであるAT&Tショップ。昨年の「3G」発売時、近くのマックショップの行列に加わったものの、アクティベーションに時間がかかり半日並んでも列が短くならないことに業を煮やし当日購入を断念した経験を踏まえ、アクティベーションに慣れているAT&Tを選んだのだ。少し迷ったが予約もしなかった。今回は早くから生産体制が整備され、各ショップには充分な在庫があると噂されていたからだ。

発売当日朝、開店直後に近所のショップに出向いた。昨年の3G発売時には、ここにも長蛇の列が出来ていたが、今回は店内で手続き中の人達を含めても15人程度のお客さんがいた程度。さすがに20分ていど外で待ったが、並び始めてから45分ほどで手続きを終え現物を手にすることができた。

新iPhone 3GSのラインナップは、メモリーが16GB(2年契約で$199)のものと、既存モデルの倍の容量となる32GB(同$299)。それぞれホワイトとブラックボディが用意される。これに従来モデル3Gの8GB仕様が、$99の廉価版として(上記と同契約条件)で併売される。僕の目当ては現行最大容量となる32GBのブラックボディだ。32GBの白ボディが一番人気らしく、僕の並んだショップでは予約も含め当日分は既に完売していた。

今回購入した、32GBモデルのブラック。外観上は、サイズや形状、スイッチに至る細部の仕上げまで、既存の3Gモデルとの相違点は見られない(若干、重量が重くなったようだが、言われないと気がつかない程度だ)。包装箱は一まわり小さくなっているが、ヘッドセット、ACアダプター、USBケーブルといった付属品も3Gと全く同じだ。

早速、これまで使用してきた iPhone 3G(白16GB。iPhoneソフトウェアは3.0にバージョンアップ済み)と、新型3GSの比較を行ってみた。

ズバリ言ってしまうと、3GSが新機能として謳う殆どの機能はソフトウェアバージョンアップで対応できる。3GSのみの機能、そして特徴は、ビデオ録画とオートフォーカスが備わったカメラ機能、音声コントロール、そして本体の向きに対応するコンパス機能、そしてなによりもスピードアップしたプロセッサーだ。

まずプロセッサーのスピードアップを比較してみよう。これまでの機種では、アプリケーションの立ち上げ時にクリア面が見えたが、3GSだとそのワンテンポもなく素早くアプリが立ち上がる。ウェブブラウジングを始めるとその差は歴然だ。試しに同じネットワークにWiFI接続した状態で、常用するニュースサイトのトップページ画面を同時に開いてみた。3Gは14秒、3GSは8秒で開いた。体感的に「かなり早い!」という印象だ。

もうひとつの売りであるカメラは、オートフォーカス機能の追加と解像度がこれまでの2メガから3メガへとアップ。シャッターを押す時にフォーカシングフレームが現れ、ピントが合えばフレームが消えそのままシャッターが切れる。ホーム画面から撮影まで最短で3秒と携帯カメラとしての実用性も十分。そして最も大きな進化といえるものとして動画撮影が可能になったとことも忘れてはいけない。カメラのアプリを開くと右下にカメラ/ビデオ切り替えスイッチが現れ、ビデオモードでもオートフォーカスが作動する。

もうひとつ、3GSのみに追加された機能が音声コマンドだ(ボイスメモはソフトウェア3.0で対応する)。ホームボタンを長押しするとコマンド画面が現る。電子音に続いて名前を読み上げると、プレイリストや連絡先に登録されている名前とマッチングし、プレイもしくは通話が開始される。自動車運転時などには極めて役立ちそうな機能だ。が、まだ認識が十分でないのか、僕の発音に問題があるのか、何度試しても希望の相手とマッチしない。また通話機能では、音声認識と同時に通話状態になってしまうので、認識が間違った場合には慌ててエンドコールボタンを押さねばならず、正直なところ、現時点では使いこなせる自信がない。

以外に便利だったのはコンパス機能。単純に緯度経度を含め自身の位置と向きを表すアプリと、マップアプリとを組み合わせることで自分の進行方向を確かめられ、ナビとしての使い勝手も良くなっている。

《ケニー中嶋》

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