東レなど、中国でジメチルスルホキシドを生産する合弁会社を設立

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東レ、東レ・ファインケミカルは29日、中国石化集団(SINOPEC)傘下の中国石化集団資産経営管理有限公司とジメチルスルホキシド(DMSO)の生産・販売合弁会社を中国に設立することで合意した。

両社は今回の合意にもとづいて7月に合弁新会社「滄州東麗精細化工有限公司」を設立する。出資比率は東レ・ファインが60%、資産管理公司40%で、中国河北省滄州市に設立する。新会社設立にあたり、資産管理公司が持つDMSOの中間体原料ジメチルスルフィド(DMS)生産設備を取得するとともに、DMSO生産設備の新設工事を実施し、年間1万tのDMSOを生産・販売する。
 
総投資額は約2100ドル(20億円)。
 
DMSOは、有機化合物や無機化合物を溶かす非プロトン系の極性溶剤で、高い溶解力や浸透性を活かして、電子部品やプラントの洗浄剤や、自動車部品成型用の剥離剤、医薬・農薬などの反応溶媒など、幅広く使用されている。

DMSOの世界需要は約6万tと推定されている。中国市場ではDMSOを使用する日系や台湾系の電子部品メーカーの進出により、電子材料用途の拡大が見込まれる一方、医薬・農薬分野での需要拡大が見込まれている。

《レスポンス編集部》

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