トヨタ「関係を継続したかった」…GMが合併を解消

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米連邦破産法を申請したゼネラルモーターズ(GM)が29日、トヨタ自動車との米合弁事業=NUMMIからの撤退を発表したことについてトヨタは「25年間の協業関係が終焉することは非常に残念である」とのコメントを公表した。NUMMIを存続させるかどうか、今後はトヨタの対応が焦点になる。

トヨタはコメントで「合弁関係を継続したいと考えていた」としながら「GMが新生GMとして生まれ変わる上でやむを得ない決断だったと考えており、今回の決定を尊重したい」としている。その上で「トヨタを取り巻く環境は非常に厳しく、今回のGMの決定はトヨタにとり一層厳しい状況をもたらす」とした。

NUMMIは1984年にGMとトヨタの折半出資で設立された。トヨタとGMの両ブランドで小型車を生産。日本車輸出の拡大による自動車摩擦が問題となる中、日米自動車産業の協力の象徴でもあったが、近年はその役割も薄れてきていた。NUMMIはトヨタの工場で唯一、従業員が全米自動車労組(UAW)に加盟している。

GM側からの合弁解消の通告を受け、トヨタは「今後様々な観点を考慮しながら対応を検討する」としており、NUMMIを存続するかどうかが焦点になる。

《編集部》

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