ジャガーは6月30日、7月3 ‐ 5日に英国で開催される「2009グッドウッドフェスティバルオブスピード」で、ジャガー『XKR』のワンオフモデル、「グッドウッドスペシャル」を披露すると発表した。
ジャガーは、1月のデトロイトモーターショーで『XKシリーズ』のマイナーチェンジ車を初公開。最強グレードのXKRは、直噴5.0リットルV8スーパーチャージャーを搭載する。最大出力は510ps、最大トルクは63.8kgmで、0 - 96km/h加速は4.6秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の実力だ。
ジャガーはグッドウッド用に、このXKRをベースにした特別モデルを1台だけ製作。それが「グッドウッドスペシャル」である。ハイライトはライムグリーンのボディカラーで、遠目からでもすぐに特別モデルとわかる存在感を放つ。
さらに、足回りには21インチのアルミホイールと車高を低めた専用サスペンションを装着。グリル、ドアミラー、ウインドウ回りなどは、サテングラファイトで仕上げられた。
ジャガーはこのXKRで、グッドウッド名物の全長1.87kmのヒルクライムに出走。ドライバーは、ジャガーのチーフエンジニア、マイク・クロス氏が担当する。
また、ジャガーは1950年代にルマンで優勝した『Cタイプ』と『Dタイプ』、1966年に1台のみが製造された幻のレーシングカー、『XJ13』も走行させる。グッドウッドでは、ジャガーのスポーツイメージを前面に押し出す戦略だ。