ソニー、グリーン電力でCO2排出を10万t削減

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ソニーは1日、温室効果ガス排出量削減の一環として実施しているグリーン電力証書システムの利用や太陽光発電システム導入などで、2008年度のCO2排出削減貢献量がグローバルで約10万tに達したと発表した。

日本では7月1日付けで日本自然エネルギーと新たに年間1600万kWhのグリーン電力証書を契約し、10月からソニーシティ(本社ビル)で使用する電力の約50%をグリーン電力化する。このグリーン電力は、東京都下水道局森ヶ崎水再生センターのバイオマス発電によるもの。ソニーシティにおける使用電力の年間を通じてのグリーン電力化は、今回が初めて。今回の導入により、ビル全体の昼間の使用電力量に相当する量のグリーン電力を使用することとなり、その温室効果ガス削減効果は年間約6800tとなる見込み。

2008年度の国内ソニーグループ各社の再生可能エネルギー発電業務委託量は5549万kWhで、今回の契約により合計7094万kWhとなる。
 
欧州では全製造事業所と非製造事業所が100%再生可能エネルギーの電力使用を達成したことが、独立認証機関より認定された。これは約1億9000万kWhの電力、約5.5万tのCO2に相当する。エネルギー使用の効率化向上と再生可能エネルギーの導入を通し、欧州では2000年度比でCO2排出量を90%削減した。
 
米国では2008年度のグリーン電力証書の購入量は、約4200万kWhだった。これはCO2換算で約2.5万tの削減に相当する。今年4月には、光学ディスクメディアを生産するソニーDADCが、自社電力使用量の44%にあたる、年間8300万kWhを超すグリーン電力の購入を決定した。
 
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは、アリゾナ州のデータセンターを100%再生可能エネルギーで運用している。カリフォルニア州カルバーシティの本社では、太陽光エネルギーのパイロットプログラムの一環として、太陽光発電セルを本社ビルの屋根に設置した。

《レスポンス編集部》

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